こんにちは、Yutaroです。
「Grammar(グラマー・文法)」
「Speaking()」
英語初心者にとって、1番大切な英語のスキルはなんだと思いますか?
僕は、「Vocabulary(ボキャブラリー・英単語)」だと思っています。
言語の成り立ちを遡って考えれば分かると思いますが、単語を組み合わせてコミュニケーションを取り始めたことが全ての始まりですよね?
赤ちゃんだって最初は「ママ~、ママ~」や「クルマ!クルマ!」と興味のある単語から覚えて、徐々に英文法のルールなどを覚えていきます。
英語だって同じです。
仮にグラマー(文法)のルールを完璧に理解していたとしても、ボキャブラリーを全く知らなければ会話になんてなりません。
特に、英語初心者の方はボキャブラリー(英単語)だけやればいいです!
この記事では、「英語初心者向け」英単語をマスターする方法を伝授します。
英語初心者は英文法なんてやらなくていい
「英文法をやらなくていい」は言いすぎですが、あながち間違ってないです。
英語初心者のうちは英文法より英単語の方が大切ってことです。
ちなみに、「英単語」を英語にすると”Vocabulary”(ボキャブラリー)って知ってましたか?
僕は22歳でセブ留学するまで知りませんでした。
“Grammar”の意味が「文法」だってことも知らなかったです。
オリエンテーションで、フィリピン人から科目の説明された時も全く意味が理解できなかったんです。
全科目、テキトーに選んでかなり後悔しました。
英単語を知らないと損するんだなと実感した瞬間でしたね。
英単語が文法よりも大切な理由
英語学習を始めたばかりの初心者であれば、英文法を無視してでも英単語を覚える必要があります。
というのも、英単語をたくさん知っていれば、文法がぐちゃぐちゃでも英単語を適当に並べるだけでコミュニケーションが取れるからです。
英単語を知らないのに何かを伝えることは不可能ですよね?
「お腹すいた。リンゴが食べたいです」という超簡単な文章をロシア語で言えますか?
ロシア語でも簡単な文章ですが、単語を知らなければ相手には伝わりません。
英語であれば、”hungry”, “apple”, “eat”の3つの単語を知っていれば文法が適当でも相手に伝わります。
しつこいですが、まずは、英単語から始めましょう!
【初心者向け】ボキャブラリー(英単語)の覚え方
では、実際に僕が実践してきたこと、もしくは友達がやって効果のあった英単語の記憶方法を紹介します!
ちなみに、僕は勉強が苦手なので「勉強っぽいこと」はできません。
僕みたいな英語学習者は、この記事後半で紹介する方法がおすすめです。
【英単語の覚え方その1】 “Space Repetition”を活用しよう
ボキャブラリーをたくさん覚えるために最も効果的な方法は、リピートをたくさんすることです。
一度見ただけで覚えられる瞬間記憶能力を持った天才であれば話は変わってきますが、普通の人は何度も繰り返しやらないと記憶として定着しません。
英語を勉強している人であれば聞いたことがある人も多いと思いますが、”Space Repetition”は英単語を覚える際に使えるテクニックの1つです。
人間の脳は必要のないモノは忘れるようにできています。
一度だけ覚えた英単語であれば、1時間後には半分の50%、次の日には70%近くも忘れてしまうそうです。
“Space Repetition”を使った勉強法【初心者向け】
僕はやったことがないですが、元ルームメイト・英語ペラペラのチェコ人の友達がやっていた勉強法を紹介します。
この方法は、特に英語学習を始めたばかりの方におすすめの勉強法です。
- 1日目は10個の英単語の意味を覚える
- 2日目は新たに10個の英単語を覚える
- 3日目も新たに10個の英単語を覚える
- 1週間これを繰り返し70個の英単語を覚える
- 1週間たったら、どれだけの英単語を覚えているかをテスト
- 新しい10個の英単語を覚えながら、70個の英単語を復習
- それの繰り返し
難しそうですか?
僕には無理でしたが、チェコ人の友達は1年間でIELTSのスコアを4.5から7.0まで伸ばしたそうです。
やり方を詳しく解説していきますね。
チェコ人の友達おすすめの英単語の覚え方
1日目に10個の英単語を覚えてください。(簡単に覚える程度で十分)
次の日に70%の英単語を忘れるということは、次の日には3個の英単語しか覚えていないということになります。
それでいいんです。
2日目は、さらに10個の新しい英単語の意味を覚えるようにします。
この時に、1日目に覚えた英単語を復習することを忘れずに。
3日目には30個の英単語の意味を勉強したということになりますね。
同じ作業を繰り返しながら、毎日10個ずつ新しい単語を覚えていきます。
1週間たったら70個の英単語を勉強したことになるので、ここで何個覚えているかテストをします。
1日目に覚えた英単語はすでに6回復習したことになるので、ほとんど覚えていると思います。
そしたら、また10個の英単語を追加して同じことを繰り返してください。
この時に、確実に覚えた英単語は除外して、曖昧だった英単語は毎日の復習をしていきます。
2週目を終える頃には、1週目の英単語はほぼ完ぺきに記憶しているはずです。
そしたら、1週目の英単語は無視でOKです。
ただ、4週目あたりで覚えた英単語を全部パラパラっとでいいので、復習することを忘れないでください。
4週目を終えた時点で覚えた英単語は280個。
この計算だと、1年間で3,640個もの英単語を覚えることが可能です。
無理しすぎないのが効率良く英単語を覚えるコツ
単語を覚えるのは、最大でも一度に100個くらいにした方が膨大な量にならずに続きやすいです。
この勉強法だと、1日に覚える英単語は最大でも70個(そのうち60個はすでに知っている)。
70個の英単語を覚えるのに費やす時間は30分もかかりません。
パラパラっと見る程度であれば、10分もあれば十分です。
英語上達の唯一の方法が「継続」です。
1日10分程度であれば、忙しい大人でも続けやすいためおすすめの方法です。
小学校の頃の友達の名前が思い出せないのと同じで、使わない言葉は忘れていくものです。
常に、リピートすることを心がけてください。
【英単語の覚え方その2】英単語をイメージで覚えよう
上記で紹介した英単語の記憶法は、英語初心者には非常におすすめの方法です。
ただ、1つだけ難点があるんです。
それは、せっかくたくさんの英単語の覚えても、使い方が分からない、理解できない。
なぜかというと、英単語の日本語訳を覚えただけだからです。
この世には数え切れないほどの英単語帳が存在しますが、どれも何千もの英単語を並べ、その日本語訳を記したモノばかり。
この方法だと多くの英単語の日本語訳を覚えることはできますが、英単語の持つ「本来の意味」は理解できません。
英単語が持つ本来の意味を感覚で理解できるようになると、イレギュラーな使い方をされた時に対応がしやすくなります。
自分に合った勉強法で英単語を覚えるのが大切
イメージを使ってボキャブラリーを覚える方法は非常に効果的です。
また、この方法で覚えると感覚で英語を使いこなせるので、間違った使い方をしなくなります。
ボキャブラリーに限らず何かを記憶する際には、その人に合ったテクニックを使うことで効率よく覚えることが可能です。
人によって得意な記憶方法が違うんですね。
代表的なのはこの3つのタイプ。
- Visual Learner
- Auditory Learner
- Tactile Learner
詳しく説明した記事は、「【自分に合った勉強タイプ知ってる!?】スマートに英語を学ぼう」で読めます!
僕なんかは、典型的な“Visual Learner”です。
英単語やイディオムを覚える時は、イメージで覚えない限り頭に残りません。
僕と同じタイプの人は英単語を画像や動画からのイメージで覚えたり、ストーリーなどから理解することで効率良くボキャブラリーの数を増やすことができます。
例えばです。
“Prepare”という単語を覚えたい時に、ただ単に日本語訳で「準備をする」と覚えないようにしましょう。
上の画像は、料理の準備をしているところです。
“Prepare”と聞いてこの料理の準備をしている様子がイメージで浮かんで来たら、”Prepare”は簡単に使いこなせます。
もちろん、”Prepare”は料理を準備するという意味ではないですよ。
何かの準備をすること全般に使います。
“Prepare a meal for lunch”「ランチの準備をする」
“Prepare for the next trip”「次の旅行に備えて準備をする」
“We need to prepare the presentation for tomorrow’s class”「明日のクラスで必要なプレゼンテーションの準備をする」
なので、料理をしているイメージだけを覚えないように気を付けてください。
フラッシュカードが好きな人はフラッシュカードに英単語の意味とそのイメージをセットにし、一緒に覚えるようにしましょう。
“Auditory Learner”の人はラッキーです
“Visual Learner”ではなく、”Auditory Learner”の人は英語を聞くだけで英単語を覚えることが可能です。
ラッキーですね。
“Auditory Learner”の場合は、とりあえず英単語を聞いて覚えるようにしましょう。
聞いたら、すぐに口に出すことで定着しやすくなります。
【英単語の覚え方その3】スティッキーノート(ふせん)を貼りまくろう
英語が上達する1番の方法が「英語環境に身を置く」です。
ただ、実際に海外で生活できる人はそんなにいないですよね?
そんな時は、身の回りのモノを全部英語で覚えちゃいましょう!
分からない単語があったら、どんどんスティッキーノートを貼っていけばOKです。
例えば、冷蔵庫を英語で覚えられないとしましょう。
“Fridge”、もしくは”refrigerator”と書いたふせんを冷蔵庫に貼っておくだけです。
冷蔵庫を使うたびに”Refrigerator”と口に出すことで、毎日リピートして覚えることができます。
1時間おきに冷蔵庫に向かう食いしん坊な人なら、2日目にはふせんがいらなくなっているかも知れませんね(笑)
これは使える場所に限りがありますが、初心者向けの効率の良いテクニックです。
英単語を覚えるための心得
英単語を覚える方法はいくらでもあります。
自分に合った勉強法もインターネットで簡単に見つけられる時代になりました。
それでも、英語ができない人が多いのはなぜだと思いますか?
英語学習の継続ができないからです。
ここでは英単語を覚えるうえで必要な心得を紹介していきます。
モチベーションを上げよう!
英語学習で最も大切なことは「継続」です。
では、「継続」するためには何が必要ですか?
そう、モチベーション(やる気)です。
モチベーションがない人は、何をしても継続をすることは難しいです。
逆に、モチベーションが高い人は忙しい合間を縫ってでも勉強してますよね?
英語が「できる人」と「できない人」の大きな違いはモチベーションです。
子供の吸収力が大人より高いわけ
子供がどんどん新しい言葉を覚えていく理由が分かりますか?
なぜなら、子供は好奇心の塊だからです。
彼らは、知りたくて知りたくてしょうがないから何でも覚えちゃうんです。
大人になると仕事が忙しかったり、他のことに気を取られることが多いです。
その結果、モチベーションを保てず、英語学習が続かないんですね。
自分の成長を実感できないとモチベーションが下がります
英語の上達ってめちゃくちゃゆっくりです。
自分で実感するほどの成長を感じることはほぼないでしょう。
なので、目に見えて成長が分かるモノがあるとやる気が出やすいです。
定期的に英語で話しているビデオを撮ったり、テストを受けたりして刺激を与えていきましょう。
自分では気づいてないだけで英語は確実に成長してます。
自分の動画を観ることで成長を実感でき、英単語を覚えるモチベーションアップに繋がります。
友達に教えるつもりで英単語を覚えよう
誰かに教えるように勉強をすることで、ちゃんとした知識が身につくって聞いたことないですか?
人に教えるためには、ちゃんとした知識がないと説明ができません。
これは大学生の僕も学校の授業中に心がけていますが、実際に友達に説明するとビックリするくらい理解力が上がります。
英単語を覚える際にも同じテクニックが使えますね。
新しい単語を覚える時は、友達に単語の意味を教えられるように覚えてみましょう。
この前、映画を見ていて覚えた”Mesmerize”を例に出すと、「”Mesmerize”は”attract storngly”という意味があるから、『すごい魅力的な』みたいな意味があるよ」なんて友達に教えてあげると記憶として定着しやすいです。
他人と比べない
英単語を覚える速さは人それぞれです。
絶対に、他人と比べることはやめてください。
2カ月で4,000語を覚えられる人もいれば、同じことをしても1,000語しか覚えられない人もいます。
でも、ここで大切なことは1,000語も覚えたこと。
2カ月前は知らなかった単語を1,000語も覚えることができたんです!
純粋に喜びましょう。
何かの才能がある人って、努力する才能がない人が多いんです。
逆に才能があまりない人は、それを補うために努力する才能がある。
ウサギとカメですね。
どっちが最終的にレースを制したか?
最後に笑うのは、「努力した人」です。
単語の発音も覚えよう
英単語を覚えるだけで発音を全く気にしない人もいますが、正しい発音を覚えることは英会話でとても重要です。
英単語を覚える目的が「大学受験の英語テスト」であれば、そこまで気にする必要はないです。
ただ、英語学習の目的が「英語ペラペラになりたい」や「TOEICで900点以上を取る」であれば、正しい発音を知らないと意味を覚えていても理解できません。
リスニングで理解できない英単語は覚えたとは言えないですよね?
センテンスで覚えよう
英単語の意味を覚える場合は「英単語単体」ではなく、使われている「センテンス」で覚えたほうが英単語の持つイメージが掴みやすいです。
例えば、たくさんの意味を持つ英単語”Get”。
“Get”は「何かを手に入れる」なんて意味で覚えている人も多いかと思います。
“I need to get there before 5 pm.”だと「5時までに、そこに着かなければいけない」となります。
学校で習った”Get”とは意味合いが違いますよね?
次のセンテンスでも、”Get”は「何かを手に入れる」「~に着く」とは違った意味で使われています。
“Did you get the Covid-19 vaccine already?”「コロナのワクチンもう接種した?」
ここでは、”Inject”や”Vaccinate”と同じ意味で使われていますね。
このようにセンテンスから丸っと意味を雰囲気で覚えることで、頭でっかちにならずに柔軟に”Get”を使うことができます。
なので、僕は洋書を使って英単語を覚えることを推奨してるんです。
この洋書を使った勉強法の記事は絶対に読んだ方がいいです。
まとめ
今回のブログでは「英語初心者向けのボキャブラリー勉強法」を紹介しました。
というよりも、「英単語を覚えるための心得」の方がボリューム感あったかも知れません(笑)
色んな英単語を覚えるメソッドが存在しますが、自分に合う方法を見つけることが1番大切です。
初心者だと、一定期間は覚悟を決めて英単語をガッツリ覚えてしまった方が効率がいいと思います。
ただ、英語学習も中級レベルくらいになると一気にボキャブラリーを覚えることがラクになり、普通に生活をしているだけで語彙力は上がります。
今だけ、頑張りましょう!
質問や感想等ございましたら下のコメント欄、もしくはツイッターまでお願いします。
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