こんにちは、29歳オーストラリア大学生のYutaroです。
この記事はこんな方におすすめ!
- 海外ドラマのワンシーンから生きた英語を学びたい
- 英語ネイティブが使う英語表現を覚えたい
- リスニング力を上げたい
この記事を書いた僕は、高校時代3年間英語赤点、21歳のアメリカ一人旅では英語が話せずに途中帰国。
22歳の時に経験したセブ留学をキッカケに英語学習を開始、30歳となった今はオーストラリアのホテルでフロント業務に就いています。
では、英語学習に最適の海外ドラマ『フレンズ』を使って、一緒に勉強していきましょう!
海外ドラマ『フレンズ』が英語学習におすすめの理由
僕が、英語学習に海外ドラマ『フレンズ』をおすすめするのには理由があります。
詳しい解説や勉強法は、下記の記事でガッツリ紹介しています。
このフレンズを使った英語学習方では、1話20分程度の動画を何度も見ることで、リスニングとスピーキングのスキルを同時に伸ばすことが可能です。
なので、今回は5分程度のフレンズのビデオクリップを使って一緒に勉強したいと思います!
やり方は、非常に簡単です。
ステップ1
英語字幕ナシで見る。(可能であれば、何度も見てください。)
ステップ2
ビデオについている英語字幕を付けて見る。
ステップ3
このシーンで出てきた英語表現の意味を覚える(英語初心者向けに日本語での解釈を入れておきます)
ステップ4
字幕ありで観て、覚えた英語の使い方を映像と共に覚える。(英語の字幕を動画と照らし合わせながら、イメージで覚えるようにしてください)
例:フィービーが“Get off! Stop it!”と言っているシーンは、マッサージが痛いことが原因なので、そのイメージで覚える。
ステップ5
もう一度、動画を字幕ナシでみる。(聞き取れなかった部分が理解できるようになっているか確認してください)
【ステップ1】英語音声、字幕ナシで見る
英語をずーーーと勉強しているに、英語ネイティブの英語って聞き取れないですよね!?
英単語はたくさん知っているのに、洋画を見たらチンプンカンプンで何も理解できなかった...
なんでだと思いますか?
答えは、簡単です。
単純に、本来の英語の音に慣れていないからです。
日本の英語教育が悪いとは言いませんが、実際に僕たちが学校で習う英語はフォーマルすぎる普段の生活で使えないモノばかりです。
さらに、教科書や単語帳から英単語の意味を覚えたり、英語の発音も日本人の先生から習うため、正しい英語の発音を知らずに覚えていることが本当に多いです。
例を挙げると、「買い物に行ってくるよ~」なんて言いたい時に英語を勉強中の日本人はこう言います。
「I am going to go shopping」
これは正しい英語表現なので、OKです。
問題なのが、発音です。
「アイ・アム・ゴーイング・トゥ・ゴー・ショッピング」
教科書から英語を学んだ人の英語発音は、こういった感じではないでしょうか。
これでは、日本人の英語発音に慣れている人しか伝わらないです。
ちなみに英語ネイティブであるとこう言います。
“Imma go shopping!” もしくは”I’m gonna go shopping”
日本語でそれっぽく表現すると、「アマゴーショッピン」と「アムガナゴーショッピン」といった感じで、日本人のそれとはまったく別の言葉に聞こえてしまいます。
こういった日本人特有の発音は教科書から目で見て覚えるので、実際に映画で簡単な英語表現が出てきても聞き取ることができないんです。
なので、海外ドラマを字幕なしで見ることはとても効果的です。
最初は何も聞き取れません!
でも、それでいいんです。
何度も聞いていると、不思議と聞こえるようになります!
では、ビデオを見ましょう!(字幕は消してください)
このビデオはMonicaがChandlerにマッサージをしているシーンで、Monicaのマッサージがビックリするくらい痛いところから始まります。
本人は気づいてなかったですが、Phoebeに指摘されて気づくというモノです。
たった4分の短いビデオなので、何度も見てください。
僕のやり方は、「もうこれ以上やっても聞き取れない!」ってなったらステップ2に進みます。
設定から再生速度をスローにすることもできるので、0.75倍の速度で見ると格段に聞き取りやすくなります。
1回目は普通の速度、2回目に0.75倍、3回目に普通の速度で見ると、スローバージョンの英語に慣れすぎないのでおすすめです。
【ステップ2】英語字幕ありで観る
ステップ2は、英語字幕を付けて見ましょう!
英語字幕を付けることで、目で字幕を追いかけながら同時に本来の英語の音を聞くことができるので、理解度がグッと上がります。
この時に自分の英語発音と英語ネイティブの発音の違いなどに集中して聞くようにすると、言葉と言葉の繋がり方や発音されない音などが聞き取れるようになります。
英語字幕をオンにして見ましょう!
字幕ナシで見た時と理解度が全然違いませんか?
今回は英語字幕を目で追いかけられるので、英語の音が自然と聞き取れたと思います。
リスニング力とリーディング力は似ていますが、別の能力になります。
字幕を付けて見ていると、ビックリするくらい英語が聞こえる気がするんです。
でも、もう一度字幕を取って観てみると分かりますが、字幕ナシでは実は全然聞き取れないんですよね。。。
なんでかと言うと、英語字幕の通りに英語が聞こえるので聞こえている気になっているだけなんです。
英語字幕ありで海外ドラマを観る行為は、本を読んでいるのと似た状態になっています。
なので、効果的なインプットになり、たくさんの新しい表現を学ぶことが可能です。
ただ、リスニング力は、字幕を見ながらだと伸びにくいです。
字幕アリと字幕ナシの両方を上手く取り入れて勉強してください。
次のステップで英単語や英語表現を紹介しますが、とりあえず知らない英単語は無視して何度も見てください。
分からない英語の意味を自分で想像することで、「英語脳」を鍛えることができます。
【ステップ3】新しい英語表現を覚える
では、フレンズのビデオクリップから使い勝手の良い英語表現を一緒に学んでいきましょう!
マッサージシーン (0:00~0:30)
“I can’t believe we’ve never done this before”「今まで(マッサージのやり合い)したことないなんて信じられない」
Can’tはCannotの省略形。
I can’t believeは「信じられない!」といった意味でよく使われます。
“We have never done something”は過去動詞形で「~をしたことがない」。
例: “I have never eaten apples before”「リンゴを食べたことがない」
We’ve never met!「(私とあなたは)今まで合ったことなかったね!」
初めましてと同じような意味で良く映画とかでも出てきます。
“This is so good. So good for Monica”「いいね。最高!」
For Monicaで(モニカに取って最高!)とマッサージをしてもらっていることに対しての喜びを表しています。
“Oh, look at that. Time’s up. My turn”「おっ、見てみて。時間切れ。俺のターンね」
“Look at ○○”で「○○を見る」です。
“Look at me!”「私を見て!」
“Look at you”「あなたを見て」
“Look at you”の場合は、「自分の事をよく見てみて」と何か見直すべきところがある場合や可哀想なことが相手に起きた時に良く使われます。
“Oh poor boy, look at you”「あ~可哀そうに、大丈夫?」みたいなイメージです。
“Time’s up”は”time is up”の略で、「時間切れ」といった意味です。
“My turn”は”it is my turn”で、「僕の順番だよ」です。
*日本語でも文章を省略することがあるように、英語でも”It is”や”you”なんかは省略されることが多いです。
That was half an hour? – It’s your timer「もう30分経ったの?君のタイマーでしょ」
“That was half an hour?”「もう30分経ったの?」
“Half ○○”で「○○の半分」なので、”half an hour”は「1時間の半分=30分」。
“It is half the size of an apple”「リンゴの半分の大きさ」
1/3で三分の一、twiceで2倍と表せます。
“It is twice the size of an apple”「リンゴの2倍の大きさ」
“Alright, you know, I don’t like to brag about it. But I give, like, the best massages”「知ってる? 自慢するわけじゃないけど、私のマッサージ最高だから」
“Alright, you know”は日本語の「あの~、えっと~」なんかに近い表現ですね。
“Alright, let’s do it!”「よしっ、やるぞ!」
“You know, I mean, you know?…”「あの~、だから~、あの~」
“I don’t like to brag about it”「自慢するのは嫌いだけど」
“Brag”には「自慢する」といった意味があります。
“I don’t wanna brag about it”でも、同じ意味です。
“I give the best massages”「世界一のマッサージをするんだよね」
“give”で、「○○を与える」です。
giveやget、takeなどの動詞は変に1つや2つの意味だけで覚えないようにすると使い勝手がよくなります。
この文章を、”Give massages”で「マッサージをする」なんて意味では覚えないでください。
“Give massages”で、「マッサージを誰かに与える」です。
“Like”は「好き」という動詞の意味以外に「~のような」といった意味もあります。
“She is like my sister”「彼女は僕の妹みたいだ」
“She likes my sister”だと、「彼女は僕の妹が好きだ」となります。
Alright. Then massage me up right nice”「よしっ、最高のマッサージをしちゃって」
“Massage”は名詞としての「マッサージ」だけでなく、動詞として「マッサージをする」という意味もあります。
upは付けなくてもいいですが、英語ネイティブはそっちの方が言いやすいので付けることが多いです。
RightはVeryやextremelyと同じ意味でNiceの意味を強調しています。
チャンドラー悶絶シーン(0:30~1.00)
“It’s so good, isn’t it?”「最高でしょ!?」
“It is something, isn’t it!?”は、「~は何々だよね?」と同意を求める時に使います。
“I don’t know what I’ve done to deserve it”「こんなに最高のマッサージをしてもらうなんて俺、何かいいことしたのかな?」
“Deserve ○○”で、「○○を得る資格がある」的な意味があります。
このシーンでは、チャンドラーが皮肉として使っています。
“What did I do to deserve a girlfriend like you”「君みたいな素敵な彼女を持つ資格が僕にはあるのか?」とちょっと日本語にはないニュアンスの英語表現になりますね。
“You’d think I’d be angry”「私が起こっているとあなたは思っているはず」
You would think I would be angryを省略した文章です。
“Would ○○”で、「○○だったら」と仮定的な話をする時に使います。
“You seem a little tense”「なんか硬いよ」
“seem something”で、「○○のように見える」といった意味。
“Tense”は、「緊張している時や表情が硬い時」に使われます。
“I tend to tense when I’m having an interview”「インタビューの時、いつも緊張する傾向があります」
“Let me help you”「助けてあげる」
“Let me ○○”で、「○○させてください」。
“Let me go home”「家に帰らせて」
モニカ、マッサージできないことに気付く(1:00~2:00)
“As a masseuse”「マッサージ師として」
“As ○○”で、「○○として」といった意味があります。
“As I was talking before”「この前、私が話していたように」
“I’m begging you”「お願いだから」
“I’m begging you, please do not go!”「頼むから行かないでくれ!」
“I used to ~”「~をよくした」
“I used to go fishing”「昔は、よく釣りをした」
“I used to like chocolates”「昔は、チョコが好きだった」
“Before she got allergic”「アレルギーになるまでは」
“I am allergic to nuts”「ナッツにアレルギー反応がある」
“He’s in pain”「痛みに苦しんでいる」
“in pain”で、「痛みの中にいる」となり「痛い」の意味となります。
モニカのマッサージでチャンドラーが痛みを感じていることから、”Chandler is in pain”とフィービーが言っていますね。
「痛い」は”in pain”以外にもたくさんの表現方法があるので、一緒に覚えちゃいましょう。
“Hurt” 例: “You’re hurting me”「痛いよ」
“Harm” 例: “Don’t harm anyone”「誰も傷つけないで」
“Ache” 例: “My arms are aching from the workout”「筋トレが原因で、腕が痛い」
“Suffer” 例: “I’m suffering from a break-up”「別れてから立ち直れない」
“Painful” 例: “That was painful”「あれは痛かったな」
“Sore” 例: “I have a sore throat”「喉が痛いです」
“Burn” 例: “My back burning”「背中が痛い」
上記はほんの一部ですが、覚えておくと使い勝手がいいですよ!
“Have you been lying to me?”「今まで私に嘘ついてたの?」
“Lie”は、名詞の意味で「嘘」、もしくは動詞の意味で「嘘を付く」です。
“Lier”で、「嘘をつく人」です。
“You’re a lier!”「君は噓つき者だ!」
“You lied to me”「嘘ついたでしょ」
“Well, maybe he didn’t want to hurt your feeling”「君の感情を傷つけたくなかったんじゃないかな」
“Well”は、”you know”と同じように「あの~」といった意味があり、センテンスの始まりに何を言うかまとまってない時に使います。
“Well, you know…”「だからさ~、」
“well. I think…”「ん~、たぶんね、」
“You know”よりもフォーマルに聞こえるので、”Well”を文章の頭に使うようにするとスマートに聞こえます。
“The minute we start to lie to each other”「お互いに嘘つき始めたらすぐに」
“The minute”で、「○○をし始めたらすぐに」となります。
“The minute we got to the beach, it started raining”「ビーチに着いた瞬間に、雨が降ってきた」
“I mean society”「社会的にって意味ね」
“I mean”で、「~って意味ね」です。
“I didn’t mean to say that”「そんなこと言うつもりじゃなかったの」
“Did you mean you didn’t like my massage?”「私のマッサージが好きじゃないって意味?」
チャンドラー、モニカを励ます(2:00~3:00)
“I just wanted to apologize”「謝りたかったんだけど」
justは謝りたかった事実を強調するために、チャンドラーは使っています。
“He called me when I just got home”「家に着いた瞬間に彼が私に電話してきたの」
“Apologize”で、「謝罪をする」
“Apology”は、「謝罪」の名詞形です。
“You should apologize to her”「あの子に謝るべきだよ」
“We’re supposed to be honest with each other”「本音を言う合うべきだよね」
“We are supposed to~”で「~をするはず」の意味があります。
“I was supposed to go shopping this afternoon”「今日の午後は買い物をしているはずだったんだけど」
“Weren’t you supposed to do something today?”「何かしている予定じゃなかったの?」
“Be honest”で、「正直になる」
“I should be honest with you”「これは正直に言わないといけないね」
“See? It’s no big deal”「ね?そんな大したことじゃないでしょ?」
“See”は、「見て」ですね。
“See?”だけだと、「ほら、ね?」なんてイメージでよく使われます。
“See? I told you”「ほらっ、言ったでしょ?」
“No big deal”は、「大げさにするほどではない。大事なことじゃない」なんて意味でめちゃくちゃ使われる表現です。
“It’s a big deal for me!”「僕にとっては大事なことだよ!」
“I’m crying about something that happened at work”「仕事で起きたことに対して泣いているの」
“cry about ○○”で、「○○に対して泣いている」となります。
“I am not crying about losing my job, I am crying about my company!”「仕事がクビになった事で泣いているんじゃない、僕を失った会社の将来を考えて泣いているんだ!」
“Hear me out”「私の話を聞いて」
“Listen to me”と同じ意味ですが、特に意味のないことを言うときに使います。
モニカ、最もへたくそマッサージ賞受賞(3:00~3:55)
“If there was an award for the best bad massage”「もし、最高にBadなマッサージをする人にアワードが与えられるとしたら」
本来の正しい英語であれば”If there was”ではなく、”If there were”でないといけないですが、英語ネイティブでもその辺の細かいことは気にしてないです。
“If there were a real superman, do you think you would be able to beat him?”「もし、本当にスーパーマンが存在したらスーパーマンに勝てると思う?」
“They could call the award The Monica?”「そのアワードをザ・モニカってみんな呼ぶかな?」
“Call ○○××”で、「○○を××と呼ぶ」となります。
“Could you call me Dragon?”「僕の事をドラゴンって呼んでくれる?」
“I suck”「私はマッサージの才能がないの」
“suck~”は「~を吸い込む」という意味がありますが、“I am bad at ○○”と同じ意味もあります。
“I am bad at swimming”「私は水泳が苦手です」は、”I suck at swimming”と表現することもできます。
このシーンでは、”I suck at giving massages”を省略して”I suck”だけを強調しています。
“Suck”は動詞形なので、”It is suck”や”I am suck”などと使わないように気を付けてくださいね。
【ステップ4】字幕ありで観る
新しい英語表現を覚えたところで、もう一度字幕ありで観ましょう!
このステップを行うことで、しっかりと覚えた英語表現を理解することができます。
この時に、覚えた英語表現がどのように使われているのか、映像と一緒にイメージで覚えるようにすると使いやすくなりますよ。
【ステップ5】字幕ナシで最後にもう一度観る
最後のステップは、字幕なしです。
この時点で、すでに多くの英単語とイディオムを覚えているので1回目に観た時よりも遥かに理解度が上がっていると思います。
このステップで80%以上は理解できるようにしてください。
まだ分からない表現が多い場合は、ステップ3に戻ってやり直すことをおすすめします。
まとめ
いかがでしたか?
今回の記事では、4分間の海外ドラマ『フレンズ』のビデオクリップを使って一緒に勉強していきました。
気づいた方も多いかと思いますが、僕が説明した英語表現は最初の2分間の方が圧倒的に多くて、後半は少なめです。
その理由は、普段の生活では英語ネイティブも同じ表現を繰り返し使いコミュニケーションを取っているからです。
基本的なベーシックの英語表現を覚えていれば『フレンズ』は簡単に理解することができます。
少し英語で理解ができるようになると英語学習も楽しくなりますし、新しい英語表現も簡単に覚えられるようになります。
なので、最初はツマラナイと感じたり難しいと思うことも多いですが、基礎英語はしっかり覚えておくことをおススメします。
他の『フレンズ』エピソードを使った記事も紹介するので、楽しみに待っていてください!
今回の記事を通して英語が好きになってもらったり、英語への苦手意識を取ることができたら幸いです。
質問や感想等ございましたら下のコメント欄、もしくはツイッターまでお願いします。
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