

こんにちは、Yutaroです。
今回はリスニングに関する記事になります。
- 洋書は読めるけど、字幕なしで洋画は理解できない。
- 英語で意思を伝えることはできるけど、英会話が聞き取れない。
そんな方に読んで欲しいです。
目次
英語が聞き取れない理由と対処法(初心者向け)
日本人は英語が得意な方ではありません。
特にスピーキングとリスニングに関しては世界的に見てもかなり低いと思います。
長年の間海外に住んでいますが、本当に英会話の上手い日本人に合ったのは2人だけです。
(何千人の日本人に合ってきました)
でも、安心してください。
英語ネイティブの英語が聞き取れないのも、洋画が字幕なしで見れないのもちゃんとした理由があります。
しっかりと対処していくことで、英語は聞き取れるようになります。
【理由その1】そもそもの基礎英語力が低い
根本的なところになりますが、基礎英語が低ければ英語を聞き取ることはできません。
英語ネイティブの人は15,000語~30,000語の英単語を覚えていると言われています。
対照的に日本の学校教育で教える英単語の数は1,500語~2,500語しかありません。
ちなみに、2,500語覚えていたら難関高校の英語試験に合格できるレベルです。
知っている英単語を全て会話の中で使う訳ではないですが、難関高校レベルの2,500語を覚えていても英語ネイティブの英語を聞き取るのは難しいです。
【対処法】80:20ルールを使って必要な英単語だけ覚えよう
みなさんは「80:20ルール」の存在をご存じですか?
以前こんなツイートをしました。
20/80ルールを使って効率良く英語を学びましょう‼️
20/80ルールとは英語学習の20%に集中することで80%の英会話をカバーできるという原理です。
無理して1万語の英単語を覚えなくても2000~3000語覚えるだけで80%の日常英会話は話せるようになります。重要箇所だけ頑張れば、後は喋りまくるのみです🥸
— Yutaro (@eigoaus_yutaro) November 19, 2021
80:20ルールは「パレートの法則」とも言われていて、「物事の80%は20%の要素でできている」という法則です。
これを英語学習でも応用してしまいましょう。
英語ネイティブは30,000語近くの英単語を知っていますが、全てを使う訳ではありません。
日常英会話で普段使うのは20%の3,000語~6,000語になります。
なので、この3,000語~6,000語の「最も使用頻度の高い英単語」を覚えちゃいましょう!
そうすることで、80%の英会話や洋画を字幕なしで理解できるようになります。
【英単語を効率良く覚えたい方はこれも読んでください】
➡【日本語で覚えるよりも効率的!?】英単語を英語で理解する方法を徹底解説します
英語が話せるのに聞き取れない理由と対処法(中級者以上向け)
ここからは英語中級者、もしくはそれ以上の方向けになります。
- 英語がある程度話せるのに、英語ネイティブの英語が聞き取れない。
- 英語字幕を付ければ洋画が観れるのに、字幕を取ると全く理解できない
上記に当てはまる方は、英語を聞き取る力は十分にあります。
なので、しっかりと対処すれば、必ず字幕なしで洋画が観れるようになります。
人によってはすぐに結果が出るかも知れないです。
【英語が聞き取れない理由その1】英文法を感覚で理解していない
英語の文法と日本語の文法はルールが全く違います。
主語や動詞の位置が違うので、英語を聞いているうちに混乱してしまう人も多いかと思います。
英文法をしっかりと理解している人でも「英語⇨日本語」と訳すことに慣れていると、頭の中での処理が間に合わなくなってしまうんです。
TOEICや英検などでは、この「英語⇨日本語」と訳しても高得点は取れます。
また、英会話の先生が話す英語や英語系ユーチューバーの英語も聞きやすいと思います。
それほどの英語力があっても、洋画は字幕なしで観ることができないですし、英語ネイティブの会話にはついていけません。
全てはこの翻訳作業がややこしくしているんです。
ただ、対処法はちゃんとあるので安心してください。
【対処法】英語脳を鍛えよう
そもそも英語脳とは何か分かりますか?
英語脳とは「英語を英語で理解し、英語で考える脳」を指します。
簡単にまとめると、日本語を話す感覚で英語を話すということです。
難しく聞こえるかも知れないですが、実はそこまで難しくないんです!
しっかりと脳をトレーニングできれば英語を英語で理解することなんて簡単です。
【英語脳の鍛え方を解説した記事があるので、そちらをチェックしてください】(英語初心者にもおススメです)
➡【英語ペラペラになる最短の方法】英語脳を鍛えるメリット・デメリットを徹底解説
【英語が聞き取れない理由その2】独特な英語の音に慣れていない
「英単語もしっかりと覚えているし、英語も後ろから訳さなくても理解できるようになってきた」
でも、字幕なしで洋画がまだ理解できない。
そのレベルまで達している方は、字幕アリなら海外ドラマや洋画が楽しめるようになってきているはずです。
字幕なしで洋画が観れるようになるのもすぐそこですね。
こういった方は、英語の音を聞く機会を増やせばリスニング力は一気に伸びます!
字幕アリで海外ドラマが楽しめるということは、英語の早いリズムでも理解できるほどの英語力をすでに備えています。
英語と日本語は発音の仕方やイントネーションなど全く違った言語になるので、聞き慣れていないと聞き取りが難しいです。
英語には音が消えたり、2つ以上の単語が繋がって発音されることが多いんです。
例えば、時間などを示す前置詞”at”は「アット」と発音すると覚えている人が多いです。
ただ、実際の文章の中だと「ィドゥ」のように発音されることが多いんです。
“I’ll be at school”は「アイルビアットスクール」ではなく「アルビドゥスクール」となります。
他にも、リンキングといって2つ以上の単語が繋がることも多くあります。
英語で「こんにちは」は”Good afternoon”です。
これを日本語発音で「グッドアフタヌーン」と覚えていたら、実際に”Good afternoon”と言われても聞き取ることができません。
なぜなら、この”Good afternonn”は「グダフトゥヌーン」と発音されるからです。
GoodのDとafternoonのAfがリンキングして「グダ」となるので、聞き取れない日本人が多いんですね。
【対処法】海外ドラマ『フレンズ』で生きた英語を学ぼう
出ましたね『フレンズ』。
僕のブログに何度か来てもらった方なら分かってもらえると思いますが、僕は大の『フレンズ』ファンです。
冗談抜きで、90%以上の僕の基礎英語は『フレンズ』を観て学びました。
海外ドラマや洋画を観ることは「生きた英語を学ぶ」上でとても重要です。
特に、日本にいて英語ネイティブの英語を聞く機会がない方にはおススメです。
おススメどころではないですね、絶対にやってください!
ただ、多くの洋画や海外ドラマは難しい英単語を使っていたりで初心者向けではないんです。
自分のレベルに合った海外ドラマが見つかれば、それを使ってリスニング力を鍛えてください。
ただ、それ以外の方は『フレンズ』です。
海外ドラマ『フレンズ』を使った勉強法は下記の記事で力説しているので絶対にチェックしてみてください!
➡【これを超える英語学習法はない】海外ドラマ『フレンズ』を使った勉強法を徹底解説
この記事は読まないと本当にもったいないです。
【英語が聞き取れない理由その3】英語にも国によって訛りがあるから
ひとまとめに「英語学習」と言いますが、英語にも色んな英語があるってご存じでしたか?
日本人が学校で学ぶのは「アメリカ英語」ですね。
上記で紹介した『フレンズ』もアメリカ英語です。
なので、アメリカ英語しか勉強してこなかった人だと訛りの強い英語を聞いた時に聞き取れなくなってしまうんです。
名前を挙げればキリがないですが、代表的なところだとイギリス英語、ニュージーランド英語、オーストラリア英語、フィリピン英語、アフリカ英語と国によって英語のカタチが異なります。
大ヒット映画『ハリー・ポッター』はイギリス英語になりますね。
単刀直入に言うと、英語を話す国すべてが独自の英語を話します。
英語は英語ですが、発音が違ったりすることで全く違う言語に聞こえてしまうんです。
【英語の訛りや発音に関した記事は下記で紹介しています】
➡【アメリカ英語とイギリス英語の違い】どっちを勉強したらいいの?
➡【フィリピン留学】フィリピン英語って実際どうなの!?(徹底分析)
【対処法】気にしないのが1番です
正直言いますが、気にしないのがベストです。
すでにアメリカの映画や海外ドラマを字幕なしで見れているのであれば、徐々にイギリス英語やオーストラリア英語を聞く機会を増やしていくことで理解度が上がっていきます。
ただ、アメリカ英語がそこまで完璧じゃないのであれば、放置プレイがおススメです。
字幕なしで映画を観るって簡単なことではありません。
仮に1つの映画を字幕なしで理解できたからといって、他の映画が同じように見れるとは限らないからです。
僕は4年ほど前に、初めて見た映画『マトリックス』を字幕なしでほぼ全部理解することができました。
『マトリックス』以外にも多くの海外ドラマや映画も字幕なしで80%以上は理解できるくらいには4年前の段階でなっていました。
それから僕の英語は格段に成長しましたが、未だに半分くらいしか理解できない映画はたくさんあります。
それが現実なんです。
僕はイギリスの映画は字幕がなければ聞き取れません。
まずは、アメリカの洋画を字幕なしで見れるようになったことを喜びましょう。
英語ネイティブ同士でも聞き取れないことがある!?
英語ネイティブであっても違う国の英語ネイティブの英語が理解できないことがあるんです。
面白い動画を発見したので、見てみてください。
この動画はイギリス人のホストGraham Nortonが司会を務める、”the Graham norton show”というイギリスの人気番組です。
日本でいう「しゃべくり007」みたいなテレビショーです。
この日のトピックは「英語ネイティブでもアクセントの違いから話が理解できないことがある」についてです。
面白いことに、アメリカ人のLily Tomlin(左に座っている女性)が、同じくショーに出演しているスコットランド人のKevin Bridgesのスコティッシュアクセントが理解できないんです。
この番組に出演しているゲストは全員英語ネイティブスピーカーです。
さらに、オーストラリア出身「ソー」でもお馴染みのChris Hemsworthのオーストラリア英語も理解できないことがあると話しています。
このように、英語ネイティブスピーカーのアメリカ人でも訛りの強い英語は聞き取れません。
ネイティブスピーカーでもアクセントが違う場合は聞き取りが難しくなるんです。
日本人の僕たちに聞き取れる訳がありませんね。
リラックスしていきましょう。
まとめ
いかがでしたか?
今回は英語が話せるのに英語が聞き取れない理由について紹介しました。
リスニング力を鍛えるためのおススメ「ユーチューバー」なんかも紹介しようかと思いましたが、長くなってしまうので他の記事でご紹介しますね。
記事が完成したらリンクを貼っておくので、楽しみに待っていてください!
字幕なしで英語の映画を楽しめるようになったら、もう英語上級者ですね。
英語学習とは時間のかかるモノです。
でも、時間をかければ結果は必ず実感できます。
「今は英語が聞き取れなくても来年の今頃になればマシになってるでしょ」くらいの気持ちで行くのがベストです。
「活きた英語を聞く」これだけを続けていれば、絶対に英語が聞き取れるようになります。
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