こんにちは、30歳オーストラリア大学生のYutaroです。
みなさんはWinter Blueって知ってますか?
日本語では「冬季うつ(ウィンター・ブルー)」と言われ、季節性のうつ病の一つです。
普段は明るく、社交性があると言われる僕ですが、季節が寒くなると人が変わったかと思うくらいに社交性がなくなり、誰とも関わりたくなってしまいます。
そんな自分が嫌だったので調べてみると、実は僕もそのWinter Blueの傾向があるという事に気付きました。
このWinter Blueは、気づいてないだけでうつ病の経験をしている人も実は多いそうです。
うつ病の症状があると、「気分の落ち込み」「何をしても楽しいと思えない」「イライラする」「体が怠い」などを経験します。
良いことなど1つもありませんよね?
ただ、ラッキーなことに、このWinter Blueはしっかりと原因を知ることで対処をすることが簡単にできます。
この記事では、そんなWinter Blueの症状や対処法を紹介していきます。
Winter Blueってそもそも何?
Winter Blueは日本語で冬季うつと言われる、季節性のうつ病の1つです。
秋の終わりくらいから気分の落ち込みを経験したり、夏場はハッピーで明るい性格だったのに、冬になった途端に暗く憂鬱な気分が長く続いたりします。
冬も終わりに近づく3月くらいになると、自然と回復していくことが多いそうです。
Winter Blueの症状
Winter Blueの主な原因は、日照時間の低下だと言われています。
日照時間の短い北国に行くほどこの症状が出やすく、逆に一年中暖かい島国の方に行くと発症率が低いことが明らかになっています。
確かに、ハワイとかグアムで迎えてくれるおっちゃんとか異常なくらいに明るいですよね?
セブ島に住んでいた時もみんな常にテンションが高かったです。
冬になると多くの動物が冬眠の準備に入るように、人間も生まれつき栄養を蓄えて静かに過ごす習性が先祖から残っているのかも知れませんね。
朝パッと起きれない
冬になると朝が起きれないって人多くないですか?
実はこれも冬季うつの症状の1つなんです。
冬になり、日照時間が短くなると太陽に当たる時間が減ります。
そうすると、質の高い睡眠が取れなくなってしまい、結果的に朝起きることが大変に感じてしまうんですね。
僕もその1人なのですが、寒いとなかなかベッドから起き上がれない...
ちゃんとした理由があったんですね。
テンションが上がらない
Winter Blueで僕が1番実感するのが、気分の落ち込みです。
元々そこまで社交的ではなかった僕ですが、ワーホリでオーストラリアに住んだり、バックパッカーに出かけたりしてきたことでかなり社交的になってきました。
この経験から人と巡り合い、話をすることを楽しいと感じるようになったんですね。
僕の人生も、海外生活中の方が圧倒的に楽しい思い出が多いです。
これも冬の寒い時期になると気分が落ち込み、何をするにも億劫になってしまうんです。
友達から電話が来ても、出るのが面倒くさいと感じてしまったり、遊びを断ってしまうことも多くありました。
今でも、寒い日が続くと人と関わることを避けがちです。
甘いモノが食べたくなる
これはWinter Blueと関係しているのか分かりませんが、食欲が増すことがあるそうです。
僕は常に甘いモノを欲しているので冬になった途端に食欲が増すってことはあまり感じないですが、寒いと動きたくなくなって、動かないと暇だから食べてばっかり...意外と当たっているかも知れません。
「正月太り」で年末年始に激太りしちゃう人も、もしかしたらWinter Blueが原因かも知れませんね。
Winter Blueは、しっかりと栄養面に気を配ったりすることで対処することができるのですが、その説明の前にちょっと僕の話をさせてください!
自分が「Winter Blueかも」って気づいた瞬間
今は自分でも自覚を持って冬になるとWinter Blueになると分かっていますが、これに気づいたのが実は去年なんです。
28歳になるまで、(冬だけですが)自分にうつ症状があるなんて疑いもしたことがありませんでした。
今は、オーストラリアのゴールドコーストというサーフィンで有名な都市に住んでいますし、その前はHayman Islandというトロピカルアイランドに住んでいました。
自分にWinter Blueがあると気づいてから、寒い地域には住まないようにしています。
冬になるとうつになるって分かっていたら、そんな所に住まないですよね?
無意識に冬になると海外に逃亡してた!?
先日、10月6日で無事に30歳を迎えた僕ですが、20代のほとんどを海外(特に常夏のトロピカルな所)で過ごしてきました。
今まで適当に日にちを選びフィリピンで働いたり、ワーホリ、バックパッカーなどをしてきましたが、不思議と全部真冬なんですよね。
昔から冬が嫌いだったので、無意識のうちに日本の寒い冬から逃げていたのかも知れません。
シドニー・ブルーマウンテンズの寒い冬でWinter Blueに気付く
コロナが始まる少し前の2020年1月に、寒い日本からオーストラリアに逃亡して大学生としての生活を始めました。
大学がブルーマウンテンズというシドニーから電車で2時間ほどの山の中にあり、日本でいう関東の避暑地でも有名な軽井沢みたいなイメージで真夏でもとても涼しいです。
オーストラリアと日本は季節が真逆なのでオーストラリアの1月はちょうど真夏で学校に到着した次の日には学校のプールで騒いでましたね。
そんなこんなで大学でたくさん友達を作った僕は、「学校で1番社交的な人」として学年を代表してスピーチを行ったりと充実した学生生活を送っていました。
コロナの影響で学校のカリキュラムがガラッと変わり、本来であればインターンシップでどこかのホテルで働いている予定でしたが、ブルーマウンテンズに残り先に学業の方を終わらせることにしました。
ブルーマウンテンズの冬は日本の冬と変わらないくらいに寒いんですね。(気温は全然暖かいですが、冬服を持っていなかった)
学校の課題の多さもあったのですが、冬の寒さから学校のイベント毎に行かなかったり友達からの誘いを断っている自分に気づいたんです。
日本に住んでいた時も冬に同じような症状が出ていましたが、普段からそこまで積極的に人と遊ぶタイプではなかったので気づかなかったです。
ただ、オーストラリアの大学ではみんなと共に生活をし勉強をしていたので、自分の変化が手に取るように分かりました。
もちろん、そんな自分が嫌だったのでインターネットで色々と調べていたらWinter Blueだと判明しました。
【自分もWinter Blueかも!?】何をすればいい?
Winter Blueが起きる最大の理由が、「幸せホルモン」と言われているセロトニンが冬季になると減少してしまうからです。
このセロトニンですが、日照時間と深く関係していると言われていて、日照時間の長い夏場だと、冬場に分泌されるセロトニンの3倍近くが分泌されることが分かっています。
このセロトニンの分泌量の低下は特定の人だけでなく、冬場でも元気いっぱいの人にも影響を及ぼしています。
セロトニンは「幸せホルモン」と呼ばれるほどの大切なホルモンなため、心のバランスを整えてくれたり、精神を安定させてくれる力があります。
セロトニンが多く分泌されている人は、常にポジティブシンキングで、とても活動的な傾向があります。
ってことは、セロトニンを増やす努力をすればいいってことですね。
もっと太陽の光を浴びよう
太陽の光ほどパワーを感じれるモノがあるでしょうか。
僕は、昔から太陽が大好きです!
冬になると外に出るのも億劫になり、家の中から1歩も出ずに1日を終えるなんて日も多いのではないでしょうか。
太陽光を浴びる事で僕たちの精神バランスを整えてくれるビタミンDを多く生成してくれます。
生まれ持ったメラニン色素の量の違いでビタミンDの生成量が変わってきますが、少なくても1日に15分は太陽光を浴びるようにしましょう。
サプリメントを取るようにしよう
冬になると日照時間が減ることもあり、オフィス仕事の人は特に太陽の光を浴びる機会が限られていると思います。
そんな人は、ビタミンDなどのサプリを取るようにしましょう!
ビタミンDは少なくても1日に600IUを取るようにしてください。
僕は夏場は外で太陽を良く浴びるので気にしないですが、冬場は1000IU以上を取るように心がけています。
特にビタミンやミネラルの不足はWinter Blueだけではなく、風邪の予防などにも効果的ですね。
セロトニンを増やすことで有名なトリプトファンは直接、脳に働きかけ幸せホルモンを分泌してくれます。
亜鉛やビタミンB、フィッシュオイルも脳の活性化やムードに関係しているので積極的に摂取することをお勧めします。
また、睡眠の質もWinter Blueと深い関係性があるのでメラトニンの摂取も効果的だと思います。
体を動かそう
「そもそもWinter Blueのお陰で運動するやる気が起きないんだけど...」
まぁ、分からなくもないですが、体を動かすことは幸せホルモンを分泌するためには必要不可欠なんです。
体を動かすことでセロトニンとは違った幸せホルモン・エンドルフィンを分泌することができます。
このエンドルフィンは、体を動かしストレスを与えることで分泌されるホルモンです。
有名な例を挙げると、「ランナーズハイ」がエンドルフィンが大量に分泌された結果です。
疲労を感じなくなるんですね。
ここまでのエンドルフィンを分泌させる必要はないですが、太陽を浴びるついでに外を散歩したりがちょうどいいのではないかと思います。
よく寝て、よく食べよう
上でも説明しましたが、質の高い睡眠と質の高い食事はWinter Blueと戦う上では無視できません。
朝起きるのがつらいかも知れませんが、毎日同じ睡眠スケジュールを守るようにしてください。
特に凍えるように寒い冬の朝はベッドから出れないのも分かりますし、休みの日であればコタツでお昼寝なんて最高に気持ちが良いと思いますが、それで夜に寝れなくなり、次の日に調子が上がらないようでは元も子もないですよね。
ビタミンやミネラルのサプリメントを取る事は効果的ですが、健康的な生活を送る上での補助でしかありません。
栄養価の高い野菜やフルーツは特に積極的に食べましょう。
また1日を通してたくさんの水を飲むことも非常に大切です。
少なくても2ℓは飲むように心がけてください!
まとめ
いかがでしたか?
実は冬に元気がないのはWinter Blueのせいかも知れませんよ。
1度しかない人生、楽しみましょう!
1年の1/4をアンハッピーに生きるなんて勿体ないです。
「冬はやる気が出ない季節」ではなく、日照時間の減少による幸せホルモンの低下が原因です。
しっかりと対処を行うことで、365日幸せに過ごすことができるんです!
僕はそもそも寒い環境が嫌いなので、Winter Blueの傾向があると判明してからはオーストラリアでも1年中暖かいクイーンズランド州に移動して、毎日幸せな日々を行っております。
また、気分が上がらない時はビーチに行って幸せホルモンを充電したり、ジムやウォーキングは積極的に行うように心がけています。
みなさんもWinter Blueの傾向があると思う方は今日紹介した対処法を試してみてください!
この記事を通して少しでも役に立てたら幸いです!
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コメント
これはwinter blueですか!私も真夏にテンションが特に高いから、納得ナットク😆
Neneさんに納得してもらえて嬉しいです‼️ありがとうございます😊